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熊本県新規就農者の状況

(1)新規就農者・雇用就農者の年次別推移

 新規就農者数(新規学卒、Uターン、新規参入)の推移を見ると、平成20年度に159人だったが、その後増加傾向を示し、平成22年度は303人と大きく伸ばし、平成23年度は266人と減少したものの、平成24年度は280人、平成25年度は337人と増加し、平成に入り最高の人数を記録した。
しかし、平成26年度からは4年連続減少し、平成29年度は290人となった。(図1)
 また、農業法人や参入企業等を対象に、雇用就農の状況を調査した結果、平成29年度の雇用者数は前年より28人減の173人となった。(図2)

(2)新規就農者の内訳

 平成29年度の新規就農者数を就農形態別に見ると、「新規学卒」は前年(55人)より19人増加し74人(全体の25.5%)、「Uターン」は前年(105人)より20人減少し85人(全体の29.3%)、「新規参入」は前年(141人)より10人減少し131人(全体の45.2%)となった。
 「Uターン」と「新規参入」は減少したが、「新規学卒」は前年より増加し、平成24年以来、5年ぶりに70人を越えた。
 就農形態別の割合を5年前(24年度)と比較すると、「Uターン」が減少する一方で、「新規参入」が大幅に増加している。
 また、全体の約7割(全体の74.5%)を「Uターン」と「新規参入」とで占める結果になった。(表1、図3)

(3)新規就農者の年齢構成 

 新規就農者を年齢構成別に見ると、「26歳~40歳以下」が47.9%で最も多く、次いで「25歳以下」が29.7%、「41歳~64歳以下」が22.4%の順となった。
 就農形態別に見ると、「新規学卒」では「25歳以下」が86.5%を占め、「Uターン」では「26歳~40歳以下」が62.4%で「25歳以下」を加えると、40歳以下の者が71.8%を占めた。
 また、「Uターン」と「新規参入」では、「26歳~40歳以下」が約6割を占めている。(表2、図4)

(注)比率算出は、表示単位未満を四捨五入した。 
   このため、構成比の合計が100%にならないものがある。

(4)地域別新規就農者の内訳

 新規就農者を地域別で見ると、熊本地域が62人で最も多く、次いで菊池地域が37人、阿蘇地域33人となった。
 就農形態で見ると、「新規学卒」では、熊本地域の15人が最も多く、次いで八代地域の14人、「Uターン」では、菊池地域が15人、次いで熊本地域、八代地域及び球磨地域が13人となっている。
 また、「新規参入」では、熊本地域の34人が最も多く、次いで阿蘇地域22人、玉名地域15人となっている。(表3、図5)

(5)経営類型別新規就農者数

 新規就農者を経営類型別に見ると、施設野菜が114人で全体の39.3%と最も多く、次いで、露地野菜65人(22.4%)、果樹類32人(11.0%)の順となっている。
 畜産部門では、肉用牛が19人(6.6%)、酪農が9人(3.1%)となっている。
 なお、「新規学卒」では、施設野菜が29人と最も多く、次いで露地野菜と果樹類が13人となっている。 
 「Uターン」でも施設野菜が23人と最も多く、露地野菜が19人、果樹類と肉用牛が11人となっている。
 また、「新規参入」でも、施設野菜が62人と最も多く、次いで露地野菜が33人、稲作・麦類作が17人となっている。(表5、図6)

抜粋:「平成29年度 青年者農業者・新規就農者実態補完調査結果」
~新規就農者(新規学卒・Uターン・新規参入者)、雇用就農者、青年農業者~
平成30年3月 
熊本県農林水産部生産経営局
(農地・担い手支援課)
一般社団法人 熊本県農業会議